臨時休校、新型コロナウイルスによる学校や仕事への影響
現在、日本でも猛威を振るっている「新型コロナウイルス」
中国武漢市で発生した新型コロナウイルスですが、2019年11月に感染が発生し同年12月31日に報道されてから2020年3月現在まで感染拡大が続き、各種ライブやイベントの中止、東京ディズニーランドなどのテーマパークの休園や多くのホテルや飲食店も打撃を受けております。
また、新型コロナウイルス発生後から様々なデマやフェイクニュースなども流れており、マスク・トイレットペーパーやティッシュの買い占めや、コンビニやスーパーなどのトイレからトイレットペーパーを窃盗するなどの行為も相次いでいます。
今回は、そんな新型コロナウイルスの被害状況や仕事への影響などについてまとめていきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症について
Matt why do you need my last name?によるPixabayからの画像
現在猛威を振るっている新型コロナウイルスとは、そもそもどういったウイルスなのでしょうか。
世界中に感染が広がっている新型コロナウイルスについて詳しく見ていきたいと思います。
新型コロナウイルスとは
新型コロナウイルスは、哺乳類や鳥類に病気を引き起こすウイルスのグループの一つで、生物の種類によってその症状が異なっており、人に感染した場合の症状は風邪を含む呼吸器感染症などを引き起こします。
感染が始まった2019年11月から2020年2月までの間、予防や治療に対するワクチンなどは開発されておらず、一刻も早い治療薬の開発が望まれております。
新型コロナウイルスの発生源
最初に発症されたとされている感染者は中国の武漢市で確認されており、2019年11月に感染、同年12月8日に新型肺炎を発症したと言われております。
その後中国武漢市を中心に爆発的に感染が拡大しており、2020年3月現在では世界各地に感染が広がっております。
日本国内の初の感染者は60代の男性と言われており、その後日本国内でも感染の広がりが確認されるようになりました。
新型コロナウイルスの症状
新型コロナウイルスに感染した場合の症状につきましては、下記の厚生労働省のホームページから確認することができました。
感染した場合でもほとんどが無症状や軽症であるとされており、感染したことに気づかないまま回復している感染者もいるようです。
新型コロナウイルス感染症(新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解)|厚生労働省
新型コロナウイルスの感染経路
新型コロナウイルスの感染経路に関しては、咳やくしゃみなどの飛沫感染や接触感染が主体となっており、目などの粘膜からも感染するため注意が必要とされています。
そのため厚生労働省では軽い風邪や発熱などの症状が出た場合は、外出せずに自宅療養するように呼び掛けています。
ただし風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続く場合や、倦怠感や呼吸困難等の症状がある場合は、直ちに都道府県に設置されている「帰国者・接触者相談センター」に相談するように呼び掛けています。
新型コロナウイルスの感染者数
中国武漢市から広まった新型コロナウイルスによる被害は、現在全世界に広まっており、その感染者は拡大の一途をたどっています。
2020年3月3日の厚生労働省の発表資料によれば、日本国内だけでも241例の患者、27例の無症状病原体保有者が確認されております。
また、2020年2月3日に横浜港に到着したクルーズ船では、4089人中706名の陽性が確認されており、そのうち無症状病原体保有者は392名となっており、深刻な被害状況になっているといえるでしょう。
さらに感染が広まった中国では、感染者80,151名、死亡者2,943名となっており、韓国では感染者4,812名、死亡者28名。
イタリアの感染者は2,036名、死亡者52名。
イランの感染者は1,501名、死亡者66名と世界各国でも深刻な被害をもたらしています。
参考:新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年3月3日版)
さらに3月4日の12:00に発表された厚生労働省のホームページからの情報によると、16例の患者の増加が確認され、患者数は257例と増え続けています。
参考:新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年3月4日版)
また、3月5日の朝の情報では大阪府で新たに9名の新型コロナウイルス感染が確認されたと報道もありました。
新型コロナウイルスへの対応
2020年3月現在、新型コロナウイルスに対して首相官邸ホームページでは感染症予防に対して咳エチケットや手洗い、マスク着用などの注意喚起を呼び掛けており、感染症対策への協力を呼び掛けを積極的におこなっています。
また2020年3月2日に厚生労働省は、臨時休校に対して所得補償をすることを公表しました。
参考:新型コロナウイルス感染症の対応について|内閣官房新型インフルエンザ等対策室
新型コロナウイルスによる学校や仕事への影響
2020年2月27日、安倍首相は新型コロナウイルス感染症対策本部にて、2020年3月2日から春休みまでの期間で全国の小中高校や特別支援学校の臨時休校を要請しましたが、子どもを持つ働く親たちは悲痛の声をあげています。
共働きの家庭やシングルマザー・シングルファーザーなどの家庭にとっては、今回の臨時休校は仕事が休めない中でどうすれば良いのかと、不満の声も数多くありました。
臨時休校に対する補償としては、仕事を休まざるおえない保護者への所得補償として1日8330円を上限に補償することが公表されており、所得補償は正規、非正規雇用問わずに2020年2月27日から同年3月31日に取得した休暇に対して助成金が支払われます。
しかし上記補償に関して雇用関係にないフリーランスや個人事業主に対しては対象外として、菅義偉官房長官は3日の記者会見にて述べました。
また菅義偉官房長官は、続けてフリーランスや個人事業主に対しては資金繰りにて支援するとし、貸付(つまりは借金)での対応としており、内閣府ではフリーランスなどの多様な働き方を推奨している中で、差別的な措置だという意見などTwitterには賛否の声が寄せられていました。
「支援」というから、批判を受けて漸く補償する気になったのかとおもいきや、蓋を開けてみれば要は「借金」ではないか。流石は利子付きの学生ローンを「奨学金」などと偽る国だ。
保護者休業、フリーランスや自営業にも支援措置 菅長官:朝日新聞デジタル https://t.co/LGz9eL77Os
— 異邦人 (@Narodovlastiye) 2020年3月3日
政府は「人生100年時代」に「雇用によらない働き方」を政策的にも推奨してきた。にもかかわらず、コロナによる一斉休校で、自営業やフリーランスは補償の対象外。副業やフリーランス化を進めるなら、雇用者以外にもセーフティーネットを。
— 浜田敬子 (@hamakoto) 2020年3月4日
コロナショックで収入が途絶えたフリーランスが補償どうこう言ってるけど自由の代償として貯金くらいしておけと思う。けどそうやって備えてばかりいるから私の人生はつまらないんだろうなとも思う。
— 不眠亭免毒斎 (@WmFqsHGnuImgHn8) 2020年3月4日
個人事業主のひとりとして思うのは、自由を得るために独立しといて、会社員だけ休業補償があるのはおかしいって考えるのがおかしい。報酬にはこういった不測の事態や不況時の「しのぎ代」を盛り込んでおかないとね。#休業補償#フリーランス
— 三流建築士のひとりごと (@takuya14983576) 2020年3月4日
新型コロナウイルス感染拡大の今後の予想
新型コロナウイルスによる感染拡大が続いており、今後も更なる感染の拡大が予想されています。
新型コロナウイルスの終息の時期については現在も終息の目処が立っておらず、3月3日に明らかになった情報では、感染者に対して「ぜんそく薬」を投与したところ副作用も少なく症状の改善が見られたと言われております。
しかし軽症者への投与により耐性ウイルスを増やしてしまう危険性を危惧する声もあり、事態の終息にはまだまだ時間が掛かりそうです。