今グラフィックボードを買うならGeForce RTX 2060 SUPERがおすすめ【2020年版】
年々グラフィックボードの性能は上がっており、購入する際に「結局どのグラフィックボードが良いの?」と迷ってしまうほど、現在では数多くのグラフィックボードが発売されています。
2020年9月24日にはGeForceRTX3000番台のグラフィックボードが発表されるという情報もあり、RTX3000番台の発売まで待つか、安くなった以前のグラフィックボードを選ぶか迷いますよね。
「安いから」といって一昔前のグラフィックボードを選んでしまうと、最近のゲームをプレイするのにスペックが追いつかなかったり、グラフィック設定を下げる必要があったり高FPSを出せなかったりと、快適なプレイをするためにグラフィックボードは慎重に選ぶ必要があります。
そんな中で、今発売されているゲームタイトルをある程度快適にプレイするためには、【NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER】あたりのグラフィックボードがお値段的にも性能的にもおすすめだといえるでしょう。
今回はグラフィックボードを今買うならなぜGeForce RTX 2060 SUPERがおすすめなのか、その理由やスペックについてご紹介していきたいと思います。
今買うならGeForce RTX 2060 SUPERがおすすめな3つの理由
よほどのヘビーゲーマーで「最高画質&高フレームレートでプレイしたい」「誰よりもスペックの良いPCでゲームがしたい!」ということでなければ、2019年に発売されたGeForce RTX 2060 SUPERほどのスペックがあれば現在発売されているゲームタイトルのほとんどは十分にプレイすることができます。
例をあげるとApex Legends(エーペックスレジェンズ)、FF14(ファイナルファンタジーXIV)、Fortnite(フォートナイト)、などのゲームは問題なくプレイすることができます。
GeForce RTX 2060 SUPERの基本スペック
ブランド | NVIDIA | |
コア数 | 2176 | 基 |
ブーストクロック | 1650 | MHz |
ベースクロック | 1470 | MHz |
メモリ速度 | 14 | Gbps |
標準メモリ構成 | 8 GB GDDR6 | |
メモリーインターフェイス幅 | 256 | ビット |
グラフィックスカード電力 | 175 | W |
最大デジタル解像度 | 7680×4320 |
※詳しいスペックはこちらから→GEFORCE® RTX 2060 SUPER™
Amazonで最新価格をチェック高性能なグラフィックボードが5万円以下で買える
GeForce RTX 2060 SUPERは、今では安ければ4万円前半の価格で販売されていることもあるため、かなり安く購入することができます。
もちろんもっと待てば更に価格は安くなっていくと思われますが、2020年の現時点で比較的上位版のグラフィックボードがこの価格帯で購入できて、ある程度スペックが要求されるゲームタイトルでも高い品質でプレイできることを考えるとやはり破格の商品といえるでしょう。
(※この記事を書いている2020年8月28日時点では、RTX3000シリーズの発表・発売間近?なためか若干価格が上昇傾向にあり、これから更に価格が上がる可能性も下がる可能性もあります。)
(※8月半ば頃ではAmazonで4万円前半の価格で買えました。)
レイトレーシング・DLSS・VRにも対応
RTX2000番台から、レイトレーシングやDLSSといった機能も備えられています。
レイトレーシング
レイトレーシングとは、簡単にいうと光の線を物理法則に従ってシミュレートすることで、写真や実写のような表現をしてくれる機能のことです。
レイトレーシングがonになっている場合、影はもちろん、鏡や水面の反射などの光もシミュレーションしてくれるため、鏡の中に反射した風景をそのまま見ることができたりします。
DLSS
DLSS(ディープラーニング スーパー サンプリング)は、簡単にいうと低解像度の画像を高解像度の画像のように見える機能のことをいいます。
DLSSを使えば、グラフィックボードの負荷を減らしながら高解像度のような画像にすることができるため、フレームレートを求めつつパフォーマンスを求める人にとっては最適な機能だと言えるでしょう。
VR(バーチャルリアリティ)
VRは専用の機器を頭に装着することで、まるでその場所に本当に自分が立っているような没入感を体験することができます。
今後数年でVR対応のゲームやコンテンツが増えてくる可能性を考えると、今からVRに対応していないグラフィックボードを購入してしまって、VR機能が欲しくなって数年で購入するとなると合わせると莫大な費用がかかってしまいます。
そう考えると、今後数年買い換えないことを考慮してVRにも対応しているグラフィックボードを選択しておいたほうがよいでしょう。
ハイエンドクラスの性能の中では安く購入できるモデル
「ハイエンドクラスの性能の中では安く購入できるモデル」といっても、価格は5万円前後するので金額的には高額ですが、それでもハイエンドクラスの性能が5万円以下で購入できるのはかなり安く購入できるグラフィックボードだといえるでしょう。
5万円以上の出費でも出せるという方は、もう数千円~1万円くらいでGeForce RTX 2070 SUPERも視野に入ってくるため、もうちょっと出してもいいと言う方はそちらのほうが
購入する際に注意するポイント
購入する際の注意点として、まずはRTX3000シリーズが2020年9月に発売されるという情報がありますので、新しいシリーズのグラフィックボードが良いという方はそちらを待ったほうが良いでしょう。
RTX3000シリーズの価格は、
GeForce RTX 3070が7万9980円で10月発売
GeForce RTX 3080が10万9800円で9月1日発売
GeForce RTX 3090が22万9800円で9月24日発売のようです。
価格は日々変動している
「昨日までは4万8千円だったのに……今日は4万3千円!?」というように、前日までの価格より安くなっていることがあります。
逆に「先月見たときは4万円で即買いしちゃったけど、今見たら最安値5万円かー」というように高くなっていることも珍しくなく、価格は日々変動しています。
また、RTX3000シリーズが発表・発売されることで価格がどう変動するのかといった部分も予測がつかないため、その点にも注意しておいたほうが良いでしょう。
(※この記事を書いている2020年8月28日時点では、RTX3000シリーズの発表・発売間近?なためか若干価格が上昇傾向にあり、これから更に価格が上がる可能性も下がる可能性もあります。8月半ば頃ではAmazonで4万円前半の価格で買えました。)
Amazonで購入する場合はAmazonポイントの付与率の違いに気をつける
また、Amazonで購入する場合は、Amazonポイントの付与率にも気をつけて見たほうがいいでしょう。
同じ商品でも購入した際にもらえるAmazonポイントの付与率が違い、【ある商品では3000ポイントもらえる】のに対し【もらえるポイントが22ポイント】ということや【ポイントが還元されない商品】があるという点も気をつけたい部分になっています。
パソコンケースに入るかサイズを事前に確認する
グラフィックボードは最近の物だとサイズが大きいものがあって、パソコンケースに入らないということがあるためしっかりと商品とケース内の寸法は確認しておきましょう。
購入後に他のパーツが干渉しているために、マザーボードに付けるために他のパーツを購入する必要性を迫られたり、パソコンケースのフタが閉じられなくなったりと、手間と出費がかさんでしまう可能性があります。
購入する際は長さだけではなく、高さ・横幅(補助電源コネクタ分も考慮)にも注意しましょう。
これは私の体験談ですが、【パソコンケースにグラフィックボード本体が入るかどうか】というところまではサイズをしっかり確認していたのですが、いざ取り付けてみると
補助電源コネクタが邪魔をしてフタを閉められない
ということがあったので、購入する際は気をつけてください…。
一応フタが閉まらない場合でも、対応策としてPCI Expressの延長ケーブルで縦置きや外付けにするなど対応することもできそうですが、余計な出費は抑えたいものです。
ゲームをメインにやらないならもっと安いグラフィックボードを選択肢に入れてOK
ゲームをプレイする人や映像のグラフィックを求める人にとっては、GeForce RTX 2060 SUPERは5万円以下で購入できるおすすめのグラフィックボードになっています。
待てるようであればRTX3000シリーズを待つのも手です。
しかしゲームを全くやらない人や、低負荷のそこまでグラフィック性能の必要としないゲームしかしない人にとってはここまで高額のグラフィックボードを選択しなくても良いでしょう。
あと少しお金を出せるならGeForce RTX 2070 SUPERの方が性能が良い
もしすでにGeForce RTX 2060 SUPERの購入を考えている方で、「もう少しお金が出せる」という方なら、安いときなら数千円~1万円ほど+すれば更に上位のGeForce RTX 2070 SUPERが購入できるため、そちらを購入したほうが性能も上がり良いでしょう。
その更に上位の【RTX2080】や【RTX2080 SUPER】などのグラフィックボードになってくると、安くても8万円~十数万円と、さすがに価格が高くなってきます。
それだけの金額を出すのであれば、GeForceRTX3000シリーズを待った方が良い気がします。
購入する際は保証期間が長いメーカーがおすすめ
グラフィックボードは精密機械ですので個体によって初期不良など、どうしても問題が起こってしまう可能性も拭えません。
高いお金を払ってそれがゴミに変わってしまったら悲しいですよね……。
そういった面も含めてもし購入する際は、なるべく保証期間の長いメーカーから購入したほうが良いでしょう。
様々なグラフィックボードで初期不良はもちろん、1ヶ月~3ヶ月して不具合が出たという例もありますので、少なくとも保証期間が最低でも1年以上のメーカーから購入するのが良さそうです。
GeForce RTX 2060 SUPERを買うのにおすすめのメーカーは?
グラフィックボードは販売しているメーカーによって、価格・若干の性能の差・形状やサイズ・使えるディスプレイコネクタの種類や数などが違ってきます。
購入する際は価格以外にも、モニターに繋ぐディスプレイコネクタの種類が手持ちのモニターで使えるか(※ディスプレイコネクタ変換ケーブルでも対応可)、グラフィックボードがケース内で干渉せずに入るサイズかをしっかり確認しておきましょう。
グラフィックボードの人気メーカーは以下の6つです。
- ASUS
- ZOTAC
- 玄人志向
- MSI
- ELSA
- GIGABYTE
ASUS
ASUS(エイスース)は台湾の大手メーカーで、マザーボードやノートパソコンなどで有名なメーカーです。
価格は他のメーカーに比べて高めですが、ASUS製品という安心感が価格に含まれていると考えることもできます。
品質も他のメーカーのグラフィックボードと比べると高品質で、どのメーカーで購入するか迷ったらASUSを選ぶのも良いでしょう。
ただし性能が高いためか重量が1.53kgと、他メーカーのグラフィックボードに比べると若干重くなっています…。
商品の寸法 | 267 x 118 x 58mm |
ブーストクロック | 1,725 MHz(OC Mode) 1,695 MHz(Gaming Mode) |
搭載ポート | HDMI 2.0b×2 DisplayPort 1.4×1 DVI-D×1 |
補助電源コネクタ | 8pin |
重量 | 1.53kg |
ZOTAC
ZOTACは香港生まれのメーカーで、比較的安価で購入できるグラフィックボードメーカーになっています。
こちらのメーカーのグラフィックボードを購入する人も多く、小型でハイパフォーマンスなグラフィックボードを販売しています。
商品の寸法 | 209.6 x 119.3 x 41mm |
ブーストクロック | 1,650 MHz |
搭載ポート | HDMI×1 DisplayPort×3 |
補助電源コネクタ | 8pin×1 |
重量 | 1.12kg |
玄人志向
玄人志向のグラフィックボードは比較的安いタイプのグラフィックボードメーカーになります。
ただし玄人志向というだけあって、初期不良などのサポート以外はないようで、初心者には向かないメーカーです。
自作PCを作る人にとってはお馴染みのメーカーと言えるでしょう。
商品の寸法 | 295 x 143 x 52mm (285 x 127 x 52 ※ブラケットを含まない場合) |
ブーストクロック | 1,695 MHz |
搭載ポート | HDMI×1 DisplayPort×2 |
補助電源コネクタ | 6pin×1 8pin×1 |
重量 | 1.38kg |
MSI
MSIは、「TwinFrozr(ツインフローザー)」という独自の冷却ファンシステムが評価されており、静音性や冷却性能に優れているグラフィックボードを販売するメーカーです。
また、見た目にこだわる人にもおすすめで、デザインが特徴的なグラフィックボードになっています。
静音性と冷却性能・デザインにこだわるならMSI製のグラフィックボードを選ぶと良いでしょう。
商品の寸法 | 205 x 127 x 43mm |
ブーストクロック | 1,665 MHz |
搭載ポート | HDMI2.0b×1 DisplayPort1.4×3 |
補助電源コネクタ | 8pin×1 |
重量 | 1.06kg |
ELSA
ELSAは、本社がドイツにあるメーカーで安定性を求める人はこちらのメーカーにすると良いでしょう。
シリーズによっては保証期間が長く、サポート面も充実しており、グラフィックボード自体も衝撃やホコリ等に強く丈夫に設計されており、安心して使用することができるでしょう。
商品の寸法 | 206 x 114 x 43mm |
ブーストクロック | 1,650 MHz |
搭載ポート | HDMI×1 DisplayPort×3 |
補助電源コネクタ | 8pin×1 |
重量 | 1.32kg |
GIGABYTE
GIGABYTEは、他のメーカと比べて価格が安く設定されていることが多いようです。
グラフィックボードの価格の変動にもよりますが、「どうしてもASUS製のグラボじゃなきゃだめだ!」というようなこだわりが無く、価格の安さを求めるのであれば、ほぼほぼGIGABYTE製のグラフィックボードを選ぶことになる可能性が高そうです。
商品の寸法 | 265 x 121 x 40mm |
ブーストクロック | 1,680 MHz |
搭載ポート | HDMI×1 DisplayPort×3 |
補助電源コネクタ | 8pin×1 |
重量 | 0.95kg |
今のスペックでプレイできているなら焦らなくても大丈夫
PCでゲームをやる方にとってグラフィックボードの性能は死活問題であり、グラフィックの美しさやFPS(動き)に直結するのはもちろん、価格も安くないので購入する際は絶対に失敗したくありませんよね。
グラフィックボードは年々性能が向上した物が登場してきており、今発売されているグラフィックボードは今後、徐々に値段が下がり手に入れやすくなってくると思います。
快適にゲームをプレイするなら、今ならGeForce RTX 2060 SUPERほどのスペックがあれば、ほとんどのゲームを高画質で快適にプレイすることができます。
GeForceRTX3000シリーズが9月24日に発売されるようですので、今持っているグラフィックボードで今現在十分にゲームをプレイできている環境であれば購入を急ぐ必要はないでしょう。